学校指定靴が足に合わない問題
お母さん!お子様の学校の指定靴をチェックしてみてください!
その靴、お子様の足に合っていますか?
合わない靴は単に痛みや靴ズレを起こすだけでなく、歩行に歪みが出たり、外反母趾・ハンマートゥ、巻き爪などの
変形やさまざまなトラブルを生じます。
足は体の土台です。全身へ悪影響も及ぼします。
合わない靴を履き続ける弊害は実は多いのです。
この4月に進学する学校の指定靴が合わないようなので見てほしいと
お母さまが娘さんを連れてご来店されました。
早速、履いてもらいチェックしました。下の画像↓
履き口に指がすっぽり余裕で入ってしまいます!(;゚Д゚)
カカトも隙間があり、歩くとパカパカ脱げそうに。
ストラップはかなり浮いていて、靴の中で前滑りする足を甲でしっかり止める役目は果たしません。
脱げないように、指をぎゅっと丸めて(曲げて)歩くので、足もとはグラグラ微妙に揺れて、たまに体もふらつく。
不安定でとても歩きづらそうでした。
この状態だと前滑りしてすぐに指先も痛くなりだし、後々さまざまな問題が起こる恐れもあります。
↓下の画像 インソールを入れました!※画像はイメージです。
隙間を埋めてフィットさせる、 そして曲げる癖がついた指を正しく使われるようにする
他、足の弱点を補う目的のインソールを入れました。
※本来ならカカトや幅、甲ベルトがここまで大きいものはNG×だと諦めてもらうのですが
このサイズしか無い、選べないので仕方がない。なるべく安全に歩けるようにしました。
↓下の画像 インソールを入れて履いてもらいました。
↓ ぴったりフィット!前滑りもせず指も問題なく自由に動かせるようになり
歩き方も姿勢も意識せずとも綺麗になりました。
学校指定靴がお子様の足に合っているかどうか、確認してみてください!
ざっくりですが、自分で確認できる簡単な靴のチェックポイントです☟
①サイズチェック! つま先に1~1.5cm程の空きスペース(捨て寸)があるか。
チェック方法:足の指先に自分の手の親指を横向きに当て、親指幅程度の空きがあるとOK!
②カカトチェック! カカトの大きさがあっているか(カカトがホールドされているか)
チェック方法:つま先立ちしてカカトが抜けないか。※カカトが抜けたらNG!
③ワイズ・履き口をチェック! 足の全面、甲部分をしっかり包んで支えてくれるか。
チェック方法:親指の付け根の関節側面と小指の関節の部分(足側面の関節が出っ張った部分)に靴が密着しているか
歩いて足が前滑りしていたら緩いです。※指先が靴に当たる、痛くなるなら前滑りしてます。
甲の履き口部分に指を入れて少し指先が引っかかる程度ならOK!
※指が1本以上すっぽり入るのはNG!
以上、これに当てはまる、または判断できない、説明が分かりにくい場合は
お気軽にご相談ください!⇒ 『靴診断&インソール製作」
足は一人ひとり違う 服と違って大は小を兼ねない せめて3パターン程の幅展開があれば良いのに。
学校指定のローファーなどの靴で外反拇趾などの足トラブルを生じることは多いと聞く。
学校指定靴、何とかならないのでしょうか… 足はまだ成長途中の大事な時期。
足は歩いたり、走ったり、いろいろな動きを可能にするため不安定な構造で出来ています。
足は全身の4分の1の骨が集中している骨と関節の集合体。
沢山のパーツが精密に組み合わさって微妙な調整ができる仕組みになっています。
足に合わない靴を履き続けたことが原因で、足の立体構造が崩れ、痛みや変形など足のトラブルを起こしている方は多いです。
足はちょっとしたことで変わりやすい。
お子様の将来の体のため、靴を確認したり、すり減り方や変形、痛くならないかなど時々気にしてあげてください。